人気ブログランキング | 話題のタグを見る

こんな看護をしています

 看護とは専門的にケアを提供する活動のことです。ケアを提供する患者様に関心を寄せ、患者様と信頼関係を結び、その人に合った効果的なケアを実践することです。
 看護をするためには、患者様が何を考えどの様になりたいかを把握し、患者様との対人関係が発展することが必要です。このような対人関係の過程には”病気”という体験を通して患者様-看護師が共に成長し、発展するという看護状況が存在しています。ほんの少し、患者様との関わりについて理解があればお互いの関係が発展し、患者様の健康回復へと共に歩むことが可能になります。
 そこで看護部では、ペプロウ「人間関係の看護論」のハンドブックを作成し、その理論に基づいた看護実践を指針としています。
 ペプロウは特に日常生活場面にあらわれる「不安」に焦点を当てて述べています。「不安」は対人関係に有効に働く場合と状況判断を誤れば他人を脅かすこともあり、「不安」の程度が強くなればパニック状態になることもあります。
 生きて行く限り「不安」を解消することはできませんが、看護師が援助することで「不安」の程度を軽くし、「不安」に対処できる方法を学ぶことができるようになります。患者様が「不安」に対処できるようになると、問題解決能力が増し健康問題に対して適切な行動が取れるようになります。
 このような理論を看護という専門的ケアに生かすことで、患者様の健康回復を援助しています。<看護部より>
by meiwahospital | 2006-09-05 09:23
<< シジフォスの神話」に学ぶ~話の... 病院と診療所はどこが違うの? >>